特約制度の基礎知識
自動車保険(任意保険)には、必要に応じて基本契約に付帯することができる特約制度があります。損害保険会社により種類や内容は異なりますが、補償内容を充実させるための特約や補償内容を限定することで保険料が安くなる特約などが用意されています。
自動車保険の特約にはさまざまなものがあり、基本契約にオプションとして付帯できる特約と自動的にセットされる特約があります。こちらでは代表的な特約をご紹介しています。(関連:保険料を安くする割引制度)
一般的な特約の種類
- 子供特約
- 保険契約者(親)の年齢条件を変更することなく、保険の対象者に子供を追加できる特約のことです。
- 車両新価特約(新車特約)
- 事故により車両に損害が生じた場合に新車価格の相当額が補償される特約のことです。修理費用が新車購入価格の50%以上かかる場合など、一定の条件があります。
- 人身傷害補償特約
- 本人または同乗者が負った事故によるケガの治療費、休業損害、精神的損害を補償する特約のことです。事故の過失割合に関わらず保険金が支払われます。特約ではなく、「人身傷害保険」と自動車保険の一つとして取扱っている損害保険会社もありまます。
- 他車運転危険担保特約(他車運転特約)
- 他人が所有する自動車を運転して事故を起こし、損害賠償責任が発生した際に、自分が契約している自動車保険で補償するための特約のことです。
- 等級プロテクト
- 保険契約期間中に1度目の事故に限り、保険金を請求しても翌年のノンフリート等級がダウンすることなく、現在の等級が適用される特約のことです。
- ファミリーバイク特約(原付特約)
- 125cc以下のバイクで事故を起こした場合に、対人賠償保険、自損事故保険、無保険車傷害保険、対物賠償保険などの補償が受けられる特約のことです。(正式名称:原動機付自転車に関する賠償損害担保特約)
- 弁護士費用等担保特約
- 事故の相手に対して損害賠償請求の交渉を弁護士に依頼する場合、その弁護士費用について保険金が支払われる特約のことです。
- 臨時運転者特約
- 同居している家族以外の者が保険契約車両を運転して事故を起こした場合に補償する特約のことです。運転者の年齢を問わず保険の対象となります。
対物賠償保険に関する特約
- 対物超過修理費用補償特約
- 事故相手の車両修理費が時価を越えた場合に、超過分を補償する対物賠償保険に付帯できる特約のことです。修理費と時価の差額に、被保険者の過失割合を乗じた金額が支払われます。
車両保険に関する特約
- オールリスク免ゼロ特約
- 事故の形態に関わらず1回目の事故の免責金額がゼロとなる車両保険に関する特約です。車対車以外の事故でも免責金額がゼロになります。
- 車対車+限定A特約
- 相手が確認できる車対車の接触事故で発生した損害、または火災や爆発、盗難、落書き、浸水、飛来・落下中の他物との衝突などによる損害を補償する車両保険のことです。一般条件の車両保険に比べ補償範囲が狭くなる分、保険料が割安となります。限定Aとは車両危険限定担保特約のことを意味しています。
- 車対車免ゼロ特約
- 車両保険の免責金額に関する特約のことで、車対車の事故に限り免責金額がゼロになります。小額の事故の場合でも保険金が受け取れるようになるため、この特約を付帯した場合には保険料が高くなります。
- 事故付随費用担保特約
- 事故により車両が自走不可能になった場合に発生した、臨時の宿泊費用、帰宅費用(交通費)、車両の搬送・引取り費用まどが支払われる特約のことです。
- 車両危険限定担保特約(限定A特約)
- 火災や爆発、盗難、落書き、浸水、飛来・落下中の他物との衝突などによる損害を補償する車両保険の特約のことです。補償範囲を限定することで保険料が割安になります。
- 代車費用担保特約
- 代車費用担保特約とは、車両の修理期間中に借り入れたレンタカー費用や代替の交通手段を利用した際の交通費など、修理日数に応じて補償する車両保険に付帯できる特約のこと。
- 身の回り品担保特約
- 衝突、接触、火災、台風、盗難などにより、車内、トランク、キャリアなどに積んだ個人所有のものが損害を受けた場合に補償される車両保険に付帯できる特約のことです。
- 免ゼロ特約
- 1回目の事故の免責金額がゼロになる車両保険に関する特約のことです。車対車の事故で、相手が確認できる場合のみ適応されるため、単独事故には適用されません。
